厚労省再生医療細胞加工施設
再生医療等提供認定施設(脂肪・表皮・軟骨・線維芽細胞・PRP)

医療協会適正認定施設
美容外科・形成外科・再建外科・麻酔科

092-737-1177
9:00~18:30
(完全予約制)

症例写真

培養軟骨症例

自家培養耳介軟骨を用いた手術例

インプラント法で鼻を高くしたあとに異物であるインプラントが炎症を起こして皮膚が赤くなり露出のリスクがあったので、インプラントを抜去して、培養軟骨を注入移植した
  • 術前正面の状態
    鼻とあごにシリコンインプラントが入っている
  • 培養軟骨移植後2年後の状態
    鼻の高さとあごの両方に
    培養軟骨が移植されている。
  • 培養軟骨移植後6年後の状態
    鼻の高さとあごの形態は
    良好に維持されている。
  • 術前側面の状態
    鼻とあごにシリコンインプラントが入っている。
  • 培養軟骨移植後2年後の状態
    鼻の高さとあごの両方に
    培養軟骨が移植されている。
  • 培養軟骨移植後6年後の状態
    鼻の高さとあごの形態は良好に維持されている。
  • 術前側面の状態
    側面のレンントゲン写真でシリコンインプラントがあるのがわかる
  • 培養軟骨移植後6年後の状態
    側面のレンントゲン写真でシリコンインプラントはなく、培養軟骨が鼻の形態を維持しているのがわかる
  • 耳の後ろから軟骨を採取します。
  • 採取した軟骨の大きさを示しています。
  • 軟骨を取った跡はほどんど目立ちません。
  • 採取した軟骨を当院での細胞工学の技術を使って培養します。
  • 軟骨細胞は増殖して培養器の中で一杯に広がります。
  • ついでゲル状態の軟骨を形成していきます。
  • 移植後、正常な軟骨組織を形成していることが、組織像で確認されています。
  • ゲル状態の軟骨を鼻に移植しているところです。皮膚切開部は鼻の穴の中なので、外から傷跡は見えません。
  • 術中1
    鼻の中に入っていたシリコンインプラントを抜去して鼻の上にのせたところです。
  • 術中2
    シリコンインプラントを抜去したところ、鼻の中央部の皮膚がうすくなって陥没しているのがわかります。
  • 他院で4年前にシリコンインプラントを入れた後、シリコンによる炎症のため鼻先が赤くなり、また、鼻先が右に寄っています。
  • 術中、シリコンインプラントを抜去したところです。鼻が低くなって平坦になっています。
  • 本人の培養軟骨を移植後1.5年経過した状態です。自然な鼻の形が得られています。移植軟骨は吸収されていません。隆鼻効果は持続しています。
  • 術前レントゲン写真
    シリコンインプラントが入っているのがわかります。
  • 術後レントゲン写真
    シリコンインプラントが抜去された
    正常な鼻が写っています。
  • <術  前>
    シリコンインプラントが入っている為、鼻がやや上を向いています。
  • <術  後>
    本人の培養軟骨を移植後1.5年経過した態です。術前より鼻はより高くなり、しかも自然な鼻の形が得られています。移植軟骨は吸収されていません。隆鼻効果は持続しています。
  • シリコンインプラントではなく、自分自身の軟骨なので鼻を曲げても自然な柔らかさを持っています。
  • 他院であごにいれていたシリコンインプラントを手術で抜去したところです。
  • 口腔内よりシリコンインプラントを取り出して傷を閉じます。次にあごに自分の培養軟骨を移植しているところです。
  • <術  前>
    あごはやや平坦です。
  • <術  後>
    培養軟骨移植後、あごの輪郭はきれいに整っています。
説明
自家培養軟骨細胞移植はご自身の耳介軟骨のごく一部を採取して、研究室で軟骨細胞を培養したのち、体へ移植するという新しい治療です。特許に基づく培養技術により作製される培養軟骨を用いた培養技術です。従来の肋軟骨は固く、耳介軟骨は採取する量に制限がありました。この治療の利点は耳介軟骨に近い軟骨がたくさん得られることです。欠点はご自身の切手代の大きさの皮膚を採取して培養軟骨を作成するのに培養期間がかかることと、費用が高額になることです。
副作用(リスク)
術後感染、皮下出血、血腫、漿液腫、皮膚壊死、瘢痕、肥厚性瘢痕、ケロイド、軟骨の吸収と変形(従来の肋軟骨、耳介軟骨、鼻中隔軟骨などの軟骨も吸収や変形はあります)、その他に一般的なリスクとして手術や治療に用いる薬に対するアレルギーや麻酔に伴うリスクがあります。また、疾患により合併症が異なる場合もあります。
費用
約1,100,000円~2,200,000円(軟骨採取手術費用・培養費用・移植手術費用・全身麻酔代を含む)
培養軟骨の容量が多く必要な場合は治療費は追加になります。最終的には診察をおこなったうえでご本人と相談し決定します。