乳房再建について
乳房再建手術・乳頭乳輪再建手術
当院は2001年7月の開院以来、
乳房再建手術・乳頭乳輪再建手術は5531例(2024年4月30日現在)
乳房再建手術・乳頭乳輪再建手術
対象期間:2001年7月~2022年12月 |
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2001年 | 51例 |
2002年 | 143例 |
2003年 | 146例 |
2004年 | 178例 |
2005年 | 159例 |
2006年 | 198例 |
2007年 | 249例 |
2008年 | 266例 |
2009年 | 240例 |
2010年 | 205例 |
2011年 | 232例 |
2012年 | 232例 |
2013年 | 219例 |
2014年 | 276例 |
2015年 | 351例 |
2016年 | 354例 |
2017年 | 359例 |
2018年 | 316例 |
2019年 | 266例 |
2020年 | 261例 |
2021年 | 272例 |
2022年 | 218例 |
乳房再建について 院長 : 矢永 博子
私はこれまで30数年間にわたって、数多くの患者さんの乳房再建を行ってきました。経験豊富な実績に基づき出来る限り個々の患者さんの希望に沿うような美しい乳房を再建出来るように日々努力しています。
また、お勤めなど時間的余裕のない方のご相談もお受けします。
女性の医師ですので、なんでも気軽にご相談ください。
腫瘍切除後の組織欠損、機能障害の修復と再建について
女性にとっては乳がんで乳房を失うとわかった時点で精神的苦痛は察して余りあるものがあります。患者さんは「頭がまっ白になって、気が動転して何も考えられない」とおっしゃいます。患者さんにしてみれば乳がんの手術そのもの、そして生命予後について思い悩み不安を持ち、乳房の再建まで考える余裕のないことも事実です。また、患者さんの中には乳房を失うことを恐れて病院にいくことや、手術をためらっている間にがんが進行してしまう症例もあります。まず、乳がんに対する治療を恐れずに受けること、そして失った乳房の再建ができることをよくご理解いただきたいと思います。
患者さんは、乳がんの手術の前に乳房再建という選択肢もあることがわかっていれば手術を受けるのがこわくなかったとおっしゃいます。再建ができるということを知っていると心強いものです。ここ10年の間に乳がんの手術方法も進歩してきました。それに従って乳房の再建法も多様になっています。
乳房再建をすることで日常生活の質が向上します。患者さんはなにより乳房がないことが気にならなくなることがうれしいとおっしゃいます。女性にとっては単に乳房らしいものができるのであれば再建手術を受ける意味がありません。私の目標は健康な方の乳房により近い美しい乳房を再建することです。この目標に向かって日々努力しています。乳房再建、乳頭乳輪再建、また陥没乳頭など胸に関することはすべて気軽にご相談ください。
担当医師より
乳房再建の希望がある、または考えてみたいと思われる患者さんはできれば乳がん手術の前に外科の担当の先生にそのことを相談されるのがよいでしょう。また、乳がんの手術が終わって、精神的なゆとりができ、乳房再建のお話を聞いてみたい場合も担当医に相談してみてください。
私に直接相談されても良いですし、私の方から患者さんの件について、乳腺外科の先生に連絡をとることもできます。患者さんが希望されればいつでもお話をすることは可能ですし、再建をするかしないかはよく話を聞いて決めてください。ただ、乳がんの治療と再建はまったく別のものですから、必ず外科で乳がんの定期検診を受けられるよう勧めます。
乳房再建を希望される患者さんの多くはきがねなく旅行に行ったり、温泉に入ったり、スポーツをしたり、胸の開いた洋服を着たいと考えて決心される方がほとんどです。また、乳房がないためにブラジャーが合わない、パットをつけても、電車のつり革をもつとパットが上に上がる、下のものを取ろうとしたときにパットが落ちそうになるなど、機能的な問題もあります。
乳房がない、変形していることから、精神的に不安定になる方もおられます。女性、お母さんは家族の太陽ですから、明るく生きることで家族も明るくなります。
人生はいいことばかりは続きませんが、悪いことも続きません。良いことがあれば悪いこともあるのです。自分ばかり不幸だと思わないでください。そこから何を学ぶかです。何事も positive thinking で明るく生きましょう。 ひとりで思い悩まないでぜひご相談ください。
ご希望の方は、下記お申し込みよりご連絡ください。
お申し込みいただきましたら、閲覧可能なアドレスをご案内させていただきます。
*お申し込みいただきました情報は、症例の返信のみで利用いたします。